8月3日(火)札幌中央卸売市場青果部運営協議会が主催する【高校生市場流通学習プログラム】の第3ステージに市立札幌大通高等学校の商業科目「総合実践」と家庭科目「食文化」を受講している生徒と有志生徒が参加しました。
このプログラムは中央卸売市場と社会人予備軍の生徒を繋ぐ流通を介した食育活動です。
第1ステージでは、流通をテーマに、中央卸売市場発行のパンフレットとWEBサイトを中心に調べ学習を行い、疑問点を抽出しました。
生徒が調べた疑問点を株式会社ブレナイ社の日原様が4つに分けてくださいました。
第2ステージでは、札幌市中央卸売市場道央青果協同組合常務理事の星田様より「札幌中央卸売市場の役割と物流商流」をテーマに講話していただきました。
我々の生活に必要不可欠な食材がどのように運ばれてくるのか、価格、セリ等について、パンフレットやWEBで調べただけでは得られない内容の講話でした。
そして、第3ステージでは管理栄養士の中居様から「今日から意識しよう!食事の栄養バランス」をテーマに講話と調理実習を行いました。
講話では、アイディア次第で手軽に1日に必要な栄養素量を摂取することができることや、五味五色を意識するだけでも多くの栄養素を摂取可能ということを学びました。
座学の後は、感染症対策を十分にとりながら調理実習を行い、座学と実習が繋がった内容の深い体験でした。
今回調理に使用した食材は、生徒たちが前日に宮の森にあるフーズバラエティすぎはら商店から食材を仕入れました。杉原社長からは「なぜ、大型量販店隆盛の中、小さなお店が経営できているのか」、「商売で大事にしていることは何か」等々、学校の中だけでは学べないことを体験をとおして学ぶことが出来ました。
第4ステージ、生徒たちが今までの学習の中で感じたり、考えたことをまとめ、報告して今回のプログラムは終了となります。