学校間連携プログラム「アニマドーレ2022」学びの集大成 アニマドーレサミットを開催!

12月3日(土)、今年度最後となるプログラム「アニマドーレサミット」を、ジョブキタビルにて開催しました。             新型コロナウイルスの影響もあり、高校生の参加は残念ながら13名でしたが、大学生スタッフ8名、大人スタッフ3名の合計24名で実施。

アニマドーレサミットは、一年間の活動を振り返り、今後自分にどのように繋がっていくかを共有する時間。                    今回の進行は、札幌大谷大学の丸山昌宏先生が担当。                                             進行役を、大人から大学生まで、スタッフの誰もが担当できるのもアニマドーレの魅力のひとつです。

まずは、今年実施したことをスライドを用いて思い出した後に、全員での振り返り・共有を、「ワールドカフェ」という手法で行いました。                                                           ※ワールドカフェとは、カフェのようなリラックスした雰囲気で、少人数でテーブルを囲み、何度かメンバー(テーブル)を入れ替えながら対話を行うことで、他のテーブルで話されたことも自然と共有できるという手法です。

第1ターンの問いは、「アニマドーレに参加して、興味をもったこと、学んだこと、影響を受けたことは?」です。                   4人程度で7テーブルに分かれてスタートしました。

第2ターンでは、ホスト役1名のみテーブルに残り、他のメンバーは、一緒だったメンバーとテーブルができるだけ一緒にならないように移動します。                                                       まずは、最初のテーブルで話されたことを簡単に共有した後に、次のテーマ「今後の自分の進路や生活に活かしたいことは何か?」について話しました。

最終の第3ターンは、最初に居たテーブルに戻り、これまでに話されたことを共有します。                    ⚪︎対話をしている間、それぞれが関心をもったキーワードやイラストを模造紙にどんどん書き込んでいく。              ⚪︎自分が話した人は数人でも、まるでほとんどの人と話したような会話の共有ができること。                     これがワールドカフェの特徴です。

印象に残ったキーワードを黄色でマークをして、全員立ち上がって他のテーブルの模造紙を見て歩く時間も取りました。             黄色でマークされたキーワードは、以下のようなものがありました。                                  ⚪︎農業はいろいろな視点                                                         ⚪︎やり方があって自由、ステキ・生きるにつながる学び                                           ⚪︎人生観                                                              ⚪︎自分の教育観が変わった                                                        ⚪︎暮らしの中の農業は何%?1%でも農業を!                                              ⚪︎生産者と消費者のつながり                                                        ⚪︎人脈が大事                                                              ⚪︎農業にはいろいろな角度から関われる                                                 ⚪︎生産者と消費者もどちらも納得がいく結論を出すために議論が大事(例えば有機栽培か慣行栽培か?という話は立場や視点によって考え方が変わる)                                                          ⚪︎視野が広がった

                      ワールドカフェはここまでで終了。                                                     次はマグネットテーブルという手法で、「来年もしまたアニマドーレに参加するとしたら、やって欲しいこと、やりたいことは?」というテーマで来年につながる企画をグループに分かれて考えました。

最初に、自分が興味のあるキーワードやアイディアをA4の紙に書きます。その紙を見せ合いながら会場の中を歩き回り、4人程度のグループを作ります。グループづくりのポイントは、                                           ⚪︎似たようなことを書いている人                                                  ⚪︎一緒に話すと化学反応が起きて楽しそうな人                                           ⚪︎自分の書いたものを捨ててもいいと思えるくらい興味のあることを書いている人

結局誰とでもいいのでは?と思ったりもしますが、意外とちゃんとグループができあがるのです。

今回できたのは、8グループ。

各グループに分かれてアイディアを深め、画用紙にまとめてもらい、最後に全グループから発表をしていただきました。

<各グループのアイディア>                                                     ◎視野を広げるきっかけづくり+農と食を楽しむ                                              ひとつの野菜の奥にある様々なストーリーを知る、そして魅力を伝えるアニマドーレストランを開催。 

                                                                         ◎インプット(話や収穫体験)からアウトプット(販売)まで~                                         農家の話を聞くだけではなく、農作業や収穫体験をして、その野菜を販売する。 

◎農業体験                                                              じゃがバターに必要なものを自分たちで育て、作り、最後はみんなで料理をして食べる。

◎食べたい!胃にインプットを!                                                       自給自足コース、消費者コース、収穫体験コースの3つに分かれ、調理の仕方もグループごとに考えて食べる 

◎農業だけではなく水産業にも触れてみよう!                                               農業や漁業を学ぶ→活用する(調理や加工)→議論をしてアニマドーレの外にも発信。

◎新しい農業システムの提案                                                      最新技術を使っている農家や研究している大学へ訪問、学んだことを通じて新たなプランを提案する。農家同士も繋げられるコミュニティを。  

◎アニマドーレキャンプ(農業に触れられる数日間)                                      地域の特産物を購入しての自炊による地域貢献、農業を使ったレクなど。幅広く知り、深める。 

◎これからの農業って?いい農業って?みんなで考えよう!                                  様々なテーマでまずは話し合う、体験する・学ぶ、経験や得た知識をもとに再度議論する。

今年もアニマドーレの一年間は、高校生から大人まで関わっている全員にとって、学びや刺激がある、心地良い時間でした。この日に出たアイディアも参考にしながら、また来年のアニマドーレにつなげていきたいと思います。

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