清田高校グローバルコース 2年生シンガポールへ 『バーチャル修学旅行』 実現!

清田高校のグローバルコース2年6組の生徒37名は、10月26日(火)、『国際協力』の授業で、オンラインによる『バーチャル修学旅行』を体験しました。

新型コロナウィルスの流行で、10月実施予定だったシンガポール見学旅行が国内旅行に変更となった生徒たち。

今回の授業は、バーチャルながら、現地の講師陣とも結んだ“シンガポール旅行”です。

清田高校3階のCALL教室。紀伊國薫教諭の指導の下、全生徒がパソコン画面のZoomに入ってスタートです。内容は5人の講師による「講演」のかたちをとりました。

最初は、北海道ASEAN事務所所長 江上毅(えがみつよし)氏の挨拶。そこでは、シンガポールの基本情報が、生徒たちへの質問を交えて展開されました。

「シンガポールは常夏、毎日が夏」「いつも午前7時に日の出、午後7時に日の入り」・・質問は「札幌とシンガポールの面積、どちらが大きい?」 答えは「札幌」・・・これには生徒たちの少し驚いた表情が見られました。

 次は、シンガポール政府観光局東京事務所の吉田明子(よしだあきこ)氏から、「シンガポールストリート」。多民族から成るシンガポールの街歩きです。

「サイエンスセンター」、ユネスコ世界文化遺産である「シンガポール植物園」などの様子。中でも、シンガポールは水不足が深刻で、貯水池での保水や「ニューウォータービジネスセンター」で再生水処理をしているとの画面には、まさにSDGsを学び実践している生徒たちの表情は真剣でした。

そして画面は、現地の観光地の中継へ。案内は新川高校31期生の本間絢太(ほんまけんた)氏。安価な飲食店の屋台・店舗が集まっている野外複合施設「ホーカーセンター」からの実況です。

美味しいチキンライスの店で実際に注文する映像。そして、現地の気温は30℃、湿度は80%という中で、生絞りのフルーツジュース店の紹介。

バナナ、レモン、サトウキビなどさまざまな種類が日本円で120円ほど。行ってみたくなります。飲んでみたくなります。

 さらに「英語講座」。北海道ASEAN事務所のEdmond Leong氏から「Let‘s try Singlish」。そう、シンガポールの英語はSinglishというのです。それは多民族国家ならでは。

英語に中国語、マレー語、タミル語、さらに他の多くの言語がミックスしています。Edmondさんからは、日常会話、コーヒーの頼み方、友達との会話などたくさんの例がしめされましたが、日本語の「おばさん」が「Obasan」というSinglishとなって使われているという説明には、教室内から驚きと笑いが起きました。

 最後に、「シンガポール広告会社」の田代光(たしろひかる)氏から、「海外では働くということ」と題して、ご自身の経験からのお話です。

文化、働き方はさまざまであり、生徒たちへは二点アドバイスがありました。一点目は、日本の「ふつう」は、海外の「ふつう」ではないということ。

それを踏まえ、日本人はどうふるまうのが良いのか。田代さんは、「協調性」「柔軟性」「やりきる力」この三つを挙げられました。

二点目は、これからできることとして「熱心に何かをすること。一つのことを突き詰めること。Speaking・Writingを増やすこと。大学は卒業しておこう。」経験に基づいた力強いメッセージでした。

50分間という短い時間でしたが、生徒たちにとって、バラエティに富んだ、そして臨場感ある“バーチャル旅行”でした。

【生徒の声】

・コロナ禍で海外の修学旅行に行けなかったのは残念だったけど、こうやって海外のことが知れてよかった。

・実際に海外に行けたような気に少しなれた。

 

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