学校関連系プログラム「アニマドーレ2021」アニマドーレサミットを開催。

12月19日(日)、2021年度の活動としては最後となる、「アニマドーレサミット」を新型コロナウイルス感染症対策を講じて、大通高校にて開催されました。

アニマドーレサミットは、一年間の活動を全員で振り返り、共有する時間。

進行するのは、かつてはアニマドーレの参加者としてプログラムを体験し、今はスタッフとして関わっている大学生たちです。    

参加者から運営側へ、高校を卒業しても繋がっていくのがアニマドーレの素晴らしい点のひとつ

最初は、大学生が今年の活動をまとめたスライド動画から、BGMはもちろんアニマドーレのテーマソングです。


 

 

 

 

全員での振り返り・共有は、ワールドカフェという手法を用いて行いました。

4人ずつ6テーブルに分かれて、「私がアニマドーレに参加した理由」を添えて自己紹介からスタート。

第1ターンの問いは、「アニマドーレに参加して興味を持ったこと、学んだこと、影響を受けたこと」です。

第2ターン、一人だけがテーブルに残り、他のメンバーは席を移動。

最初のターンでの会話を共有しながら、

「今後の自分の進路や生活に生かしたいことは何か?」というテーマで、

それぞれの考えを深めていきました。

 

第3ターンは、2回目のテーブルで話し合われたことを、最初のテーブルに持ち帰り共有。

 

このように、実際に自分が話した人は数人でも、ほとんど全てのテーブルの会話を共有できるのが、ワールドカフェの特徴です。

 

 

 

 

 

 

 

 

農家のこと、有機野菜のこと、流通の仕組み、農家と漁師の違いなど、

知らなかった世界に触れたり、知識を得たことで、考え方や普段のちょっとした生活に変化が起きているようでした。

 

一旦休憩をはさみ、ここからは大学生や大人も全員参加。>

 

各自が、もっと話したい、深めたいと思うテーマをA4の紙に書いて、全員で見せ合いながら、

4人ずつの8グループを作りました。

これはマグネットテーブルという手法ですが、話したいと思う共通のテーマを持った人が集まっているだけに、各テーブルはさらに盛り上がっている様子。

 

最後に、テーブルで話し合われたことをB4の画用紙に自由にまとめて、各グループ3分間で発表してもらったのですが、これが圧巻でした。

誰に指示をされたわけでもないのに、結局、この日参加した高校生全てがマイクを手に発表してくれました

自分の考えもしっかりと交えながら、一人ひとりが話す姿に、高校生の能力の高さとアニマドーレの可能性を感じました。

<各グループが発表したテーマ>

◎フードロスについて(2グループ)

◎もしも私が農家になったら?

◎QOL、 Relationship、Branding

◎今後、どうしたいか?

◎地産地消って本当に良いことなのか?~私たちができること

◎食の大切さ~フードロス~食育~消費者の声

◎有機野菜と安い野菜の選び方~考え方の変化

 

発表の中で生徒から、こうした農業や食の課題を解決していくためにも、もっともっとアニマドーレの活動をたくさんの人に知ってもらうべき、自分の学校の中でも共有していきたいという意見もありました。

 

今年度の活動は、レポートの提出を残すのみとなりましたが、最初にもお伝えした通り、この場だけで終わるのではなく、先輩から後輩へ、そしてその先へも学びが続いていくことを願っています

 

新型コロナウイルス感染症対策を講じて対面で実施しました。

 


◆「アニマドーレ」とは

北海道の農と食に触れることで「農の新たな伝え手を育成する」「高校生のキャリア探究を行う」ことを目的にしたプロジェクトです。様々な分野のプロフェッショナルと大学生スタッフが一緒になって企画・運営しています。他の市立高校の生徒と一緒に「生き方」や「いのちの大切さ」について学ぶことができます。

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