▲札幌開成の授業の様子
市立札幌開成中等教育学・IPコース5年(高校2年)、記者クラブの吉田悠煌です。今回は他の中学や高校とは少し違う、札幌開成の時間割を解説していきます!
1つの授業が100分!
最初の特徴として1つの授業の長さが100分という部分が挙げられます。これは、通常の授業の長さである50分の2倍ですね!札幌開成ではこれを「1セッション」といい、1時間目や2時間目は「1セッション目」「2セッション目」と呼んでいます。
そして、1〜3年生(中学生)は1日最大3.5セッション、4〜6年(高校生)は最大4セッションまで授業があります。4セッション目まで授業がある日は、疲れ切った生徒がちらほら見られます…。
この授業形式をどう思っているか生徒に話を聞いてみると、「最初は100分授業が嫌だったけれど、慣れてくると短く感じるようになった!」「100分授業に取り組むことで集中力が身についた!」「大学は90分の講義だから、今のうちに慣れることができてよい!」というポジティブな感想がありました。その一方で、学年によっては午後に体育の授業が入っていることもあるため、「給食後の100分の体育は少しキツイ…」という声もありました。
▲中学3年生の時間割。年度初めに時間割の紙が配布される。道徳とホームルームは50分授業になっている。
月曜日の午後は自分時間を楽しもう!
札幌開成の授業には、曜日にも特徴があります。時間割に注目してみると、なんと月曜日は午前しか授業が入っていません!午後の時間は、学習や学校生活での悩みを個別に相談できる時間、また教員の研修や会議の時間として利用されているようです。
そのため、中学生は給食を食べてから、高校生は2セッション目が終わったらそのまま帰宅することができます!(DPコース※に進んだ生徒は例外で3セッション目まで授業があります。)
もちろん、4〜6年生でも学校のラウンジや教室で弁当を食べていくことができます。
午後の過ごし方を聞いてみると「塾の自習室に行って勉強している。早い時間なので人が少なくて集中できる」「美容室に髪を切りに行ってる」「札幌駅まで行ってカラオケやショッピングを楽しむ」と色々な過ごし方が見つかりました!
少し早く帰れる月曜日は、「自分流の過ごし方を見つけて楽しむ」のが札幌開成流みたいですね♩
▲ラウンジで弁当を食べる生徒
今回の記事では札幌開成の時間割について紹介しました。
次回は授業の形式について詳しくお話ししていきます。お楽しみに!
※国際バカロレア(IB)における教育プログラムの1つ。1〜4年生は同じくIBのプログラムの1つであるMYPを受け、5年生になると希望者はDPコースに、それ以外の生徒は札幌開成独自のプログラムであるIPコースに進むことになる。DPについて詳しく知りたい方はこちらの記事をチェック→札幌市立高校で唯一のIB校・札幌開成のIB教育とは?【☆市立高校記者クラブ☆】