【札幌開成のIB教育②】深く幅広いDPサイエンス!【☆市立高校記者クラブ☆】

市立札幌開成中等教育学校・DPコース、記者クラブ5年生(高校2年生)、宮﨑ほのかです!今回も前回に引き続き、札幌開成で行われているDP(Diploma Programme)の学びについて、実際に受講しているDP生の声とともに紹介していきます!

Group4(理科科目)は、Biology(生物)・Chemistry(化学)・Physics(物理)の3科目が開講されており、それぞれSL(Standard Level)とHL(Higher Level)で受講することができます!

DPとはIB(国際バカロレア)のプログラムの1つであり、探究的な学びが特色として挙げられます。IB教育やDPでの学びの仕組みについて興味がある方は、札幌市立高校で唯一のIB校・札幌開成のIB教育とは?をご覧ください!

Group4: Biology(生物)

ミクロな微生物・ウイルスの世界から動植物の生態系まで…Group4の中でも取り扱う範囲が特に広いのがBiologyの特徴です。単語や定理などを理解するだけではなく、自分が持っている知識を応用して、資料や実験データを読み解いていく必要があります!

授業では先生からの講義を主体としながら、その中で先生から出題される問題に対してみんなで答えを導いたり、割り当てられた範囲をリサーチして他の生徒と教えあったりと、アットホームな学びの場となっています♪

HLを受講している高橋瑠々花さんによると「DPのBiologyは概念や機能、構造から学ぶことができるため、これまでの学びと新たな学びを結びつけることができる」ことが生物の最大の魅力だそうです!

生物学には未だ研究の余地がまだ残されており、世界中で研究が現在進行形で進んでいる学問について様々な視点から学ぶことができ、日々ワクワク感を感じながら学んでいます!

Group4: Chemistry(化学)

先生からの講義や教科書を読み進めることで自分の理解を深めるのがChemistryです。有機化学や物質の構造などの分野に取り組み、単純にメカニズムなどを学ぶだけではなく、メカニズムをどのように測定し、捉えるのかなどについても広く深く学ぶことができます!

Chemistryの魅力について「ミクロな視点だけではなく、化学が戦争の兵器や日常生活など、私たちが暮らす社会に、化学がどのように活用されているのかを理解できるところだ」とHLを受講している佐々木仁瑚さんは語ります。「化学は1つの学問であると同時に、それをツールとして様々な教科を横断することもできる」のだそう!

また、Chemistryを含めたGroup4の科目では、最終試験として課題研究が与えられます。Chemistryでは自分で一から実験テーマや手順を組み立て、実験を行いながら試行錯誤を繰り返し、物事を明らかにするスキルを身につけることができます!

Group4: Physics(物理)

札幌開成のPhysicsは英語と日本語で開講されており、それぞれの生徒数は2~3人と少なく、先生からの講義が中心となっています。そのため先生と生徒の距離が近く、分からないことがあったらすぐに質問できたり、実際に定理などを検証することも可能です!まさに少人数学習の良さが活かされた授業と言えますね♪

日本語でPhysics HLを受講している寺分祐太さんは「世の中の様々な現象を物理を使って解明できることが楽しい!」と明るく物理の魅力を語ってくれました。

一方で、「定理を理解するまでは大変」とした上で、自分が疑問に思ったことについて実験を通じて明らかにする…というステップを踏むことで「自分なりの深い理解」に繋がる、とDPでの学びの良さを実感しているそうです!

 

次回は「札幌開成でのDP」シリーズの最終回!Group5のMathematics(数学)・Group6のVisual Arts(美術)、そして謎の科目・TOK、さらにEEについて紹介していきます!一体TOKとは何なのか、そしてそれをDP生はどのように学んでいるのか…次回の投稿もお楽しみに!

 

 

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