9月15日、市立札幌清田高等学校で、2年次グローバルコースによる「企業連携プログラム with コカ・コーラ」のプレゼンテーション発表会が行われました。
テーマは、「外国人観光客をターゲットにした、さっぽろ雪まつりでの新しい取り組みを考えよう」。
夏休み前にコカ・コーラ社を訪問し、企業の取り組みと課題を学んだ生徒たちが、全13グループに分かれて企画を発表。当日は、コカ・コーラ社から4名の審査員を迎えました。
外国人観光客の困りごとから企画を考える
生徒たちは、外国人観光客が雪まつりで感じる「寒さ」「言葉の壁」「ゴミの分別の難しさ」「日本文化に触れたいという思い」などに着目。
各グループからは、「コカ・コーラデザインのカイロの配布」「北海道各地の魅力を紹介するQRコード付きラベル」「畳やこたつを取り入れた休憩所の設置」「各国のコーラ飲み比べブース」など、個性豊かなアイデアが発表されました。
単に「外国人観光客に喜んでもらう」だけではなく、企業にとってのメリットや販売効果、環境への配慮、SNSによる発信まで考えられていました。
「見るだけ」から、「参加する」雪まつりへ

最優秀賞チームのみなさん。おめでとうございます!
審査の結果、3チームが優秀賞に選ばれ、その中から1チームが最優秀賞を受賞しました。

発表された瞬間。とっても嬉しそう!
最優秀賞チームが掲げたテーマは、「見るだけの雪まつりから、参加する雪まつりへ」。
3人がそれぞれ異なる視点から、次の企画を提案しました。
- 国旗をデザインした大きなペットボトル型のゴミ箱
- 雪玉を投げ、当たった飲み物をもらえる参加型ゲーム
- 日本限定フレーバー(梅・ハッカ・柚子など)
ゴミ箱の企画を考えた生徒は、「僕自身、雪まつりでゴミ箱が少ないと感じた経験があります。外国の方にも分別を簡単に理解してもらうには、どうしたらよいかを考えました」と話します
。
雪を使ったゲームを提案した生徒は、「せっかく雪まつりに来るなら、雪に触れて楽しんでほしいと思いました。ただ飲み物を配るだけではなく、ゲームとして参加できる形にすれば、言葉や国籍に関係なく楽しめると考えました」と、企画に込めた思いを語りました。
限定フレーバーを考えた生徒は、ALTの先生への聞き取りも実施。「『新しい味があれば飲むかもしれない』という意見を聞き、日本限定の味を出せば、海外の方にも日本の魅力を知ってもらえると思いました」と振り返ります。
「伝える」から「伝わる」プレゼンテーションへ

受賞チームの選定に向け、真剣に協議するコカ・コーラ社のみなさま。
審査員からは、企画内容に加え、、資料のデザインや発表方法、ストーリー性も高く評価されました。
講評では、「伝えるだけではなく、どうすれば相手に伝わるのかを考えることが大切」とのアドバイスがありました。どれほど良い内容でも、相手に伝わらなければ、資料作成や発表にかけた努力を十分に生かすことができません。伝えたいポイントを押さえ、実施方法や期待できる効果まで具体的に示すことで、企画はより伝わりやすくなります。
企業から示された実際の課題に向き合い、相手の立場を想像しながら、自分たちの経験や調査を提案につなげた生徒たち。
今回の発表会は、アイデアを考えるだけでなく、その価値を相手に「伝わる」形にすることを学ぶ機会となりました。
