7月23日(金)に、地域企業の課題を解決するプロジェクトのキックオフ授業が清田高校から徒歩15分の北海道コカコーラ・ボトリング株式会社の本社にて行われ、清田高校グローバルコースの皆さんに解決してほしい企業課題に基づき、探究テーマが発表されました。
探究テーマ1「どうすれば、消費者に”清田の水”であることを浸透させられるか」
最初に北海道コカ・コーラボトリング株式会社の担当者より、会社紹介と、安全安心への取り組みについて、100%リサイクルペットの展開による環境への配慮についてお話をしていただきました。
その後、「い・ろ・は・す」について説明がありました。
いろはすの採水地は全国各地にあり、北海道で販売されているいろはすはなんと、清田区にある白旗山を水源とする井戸から汲み上げた地下水!
清田高校の生徒のみなさんは、”通学している学校の地域の地下水が北海道で売られている”と知ったことで、「いろはす」という商品に興味を持つきっかけになったのではないでしょうか。
北海道コカ・コーラボトリング株式会社さんからは、「どうすれば、消費者に”清田の水”であることを浸透させられるか」という探究テーマが与えられました。
全国で販売されており認知度が高い「いろはす」も、販売地によって採水地が異なることはあまり認知されていないことが課題となっているようです。
探究テーマ2「コンビニのフードロス対策として何ができるか」
次に、株式会社Family Mart 札幌南営業所の担当者より、会社紹介とリサイクルに関する取り組み、コンビニに求められるニーズについてお話をしていただきました。最新の技術を使い、プラスチック容器を蓋付きのものからシールタイプのものへと変更することで鮮度を長持ちさせ、プラスチック削減にもつながっているという新しい取り組みについても説明していただきました。
株式会社FamilyMart 札幌南営業所さんからは、「コンビニのフードロス対策として何ができるか」という探究テーマが与えられました。品揃えが多く、廃棄になってしまう商品も多いコンビニだからこそ、フードロス対策としてどのような取り組みができるのかが課題となっているようです。
探究テーマ3「やさいバスの認知度向上と販売拡大のために何ができるか」
最後に北海道コカ・コーラボトリング株式会社と、株式会社FamilyMartがともに取り組んでいる事業のひとつである”野菜バス北海道”について説明がありました。
野菜生産者→スーパー等の販売者→消費者という従来の構造ではなく、野菜生産者→消費者へ中間業者をはさまずに、直接消費者へ届けようという取り組み。
これにより、生産者の利益の増加と、顔が見えることによる信頼関係の構築につながっているそうです。
この取り組みに関して「やさいバスの認知度向上と販売拡大のために何ができるか」という探究テーマが与えられました。
”野菜バス北海道”は開始から2年経っていますが、まだまだ認知度が低いことが課題のようです。
北海道コカコーラボトリング株式会社さん、株式会社Family Mart 札幌南営業所さんから清田高校の高校生に解決してほしい3つの「探究テーマ」が発表されました。
・どうすれば、消費者に「清田の水」であることを浸透させられるか
・コンビニのフードロス対策として何ができるか
・”やさいバス”の認知度向上と販売拡大のために何ができるか。
清田高校グローバルコースの皆さんはこの「探究テーマ」に基づき、グループに分かれて解決策を探究していくことになります。
高校生ならではの発想で、どんな解決策が提案されるのかとても楽しみです!
[生徒&先生からのコメント]
・生産者さんと地域を考えた取り組みについてお話を聞いて、私も生産者さんや地域のこと
を考えて商品を購入しようと思いました。(高校生から)
・これから夏休み、そしてこの後の探究の時間を通じて、それぞれの探究のテーマを各グループで生徒と一緒に考えたいと思います。(先生から)