▲札幌開成でIB教育を受ける生徒たち

市立札幌開成中等教育学校・DPコース、記者クラブ５年(高校２年)、宮﨑ほのかです！

今回は市立札幌開成中等教育学校で行われている国際バカロレア(以下IB)教育や、実際に私も受講しているDPコースについてご紹介していきたいと思います！

IB教育とは何か？

国際バカロレア(IB: International Baccalaureate)は、平和でより良い世界に貢献できる若者を育成するために国際バカロレア機構が編成した国際標準の教育プログラムのことです。世界の多様な文化を理解し、そして尊重し合うことで、それぞれの考えに正しさがあることや、互いの持つ「違い」を認め合い、共感しながら学び続けていくことを目標としています。

札幌開成とIB教育の繋がり

IBには様々なプログラムがあり、札幌開成では、そのうち以下２つのプログラムを採用しています。
①MYP(Middle Years Programme)：11〜16歳を対象としたプログラム。ディスカッションやプレゼンを通して学びを深めます。
②DP(Diploma Programme)： 16歳〜19歳を対象としたプログラム。２年間のカリキュラムを履修し、かつ、最終試験で一定の成績を収めると、国際的に認められている大学への入学資格が得られます。

札幌開成は2017年３月に公立学校として国内初のMYP認定校となり、2018年９月にDP認定校となりました！
IBを活用して全教科・全学年で探究的な学びを行っており、各教科の基礎的な知識はもちろん、ディスカッションやプレゼン発表、異学年での合同研究などを通し、自分の中にある「なぜ？」を探究し続けることで、より発展的な知識を身につけていくことができます！今回は本校５・６年次に向けて開講されている、DPについてご紹介します！

札幌開成のDP

本校では５年次に進級する際、２つのコースから、自らにあった学び方に合わせて自由にコースを選択することができ、そのコースの１つとしてDPが開講されています！世界中のDP認定校で様々な科目が開講されていますが、札幌開成では以下の科目を選択することができます！

※英語で履修できる科目(EnglishB,Visual Arts,Musicは選択した全員が英語で履修する必要がある)があり、本校では英語で２科目以上履修する必要がある
①基本的には各Groupから１科目を選択するが、本校ではGroup6の代わりにGroup４をさらに１科目(計２科目分)選択することができる
②各教科にはHL(Higher Level)とSL(Standard Level)があり、本校ではそれぞれ３科目ずつ履修する必要がある

この科目以外にも、全員が履修するコア科目と呼ばれる３教科(TOK, CAS, EE)があります！次回の記事では、実際にDPを受講している生徒たちにインタビューし、それぞれの科目でどのように学んでいるのかを詳しくご紹介します。彼らが一体どのように学び、そして成長していっているのか、ぜひお楽しみに！