【はじめに 】
令和7年12月13日(土)、市立札幌大通高等学校を会場として令和7年度サークルザワールドが開催されまし た。市立高校5校・中等教育学校1校から55名の生徒、25名の札幌市教育委員会のALTと担当教員を含め、90 名ほどの参加人数となりました。CTW(サークルザワールド)の目的である「生徒がALT などとともに他言語・多文 化に親しみ、発表などの活動を通して、多様な価値観を理解し尊重する態度とともに、自ら発信する能力を育成 する。」の実現に向けて、今年度も8個の異文化交流ワークショップが企画され、参加生徒が外国語を使って「異 文化交流・自己発信をする」機会をより一層広げる場となりました。

今年度の国際教育推進委員会事務局体制は、市立札幌清田高等学校の三関直樹校長を委員長として、市 立新川高等学校の牧野弘幸教頭及び市立藻岩高等学校の細田亜紀子教頭、そして会場校の市立札幌大通 高等学校の杉山雅俊教頭を中心に、対面会議(3回)、Google Classroom、校務支援システムのメッセージを 活用しながら各校の国際教育推進委員と連絡・調整を重ね、準備を進めてきました。また、各高等学校のALTは ワークショップの事前準備を周到に、そして当日は中学校などからの賛助ALTと共に熱のこもった運営をしてく れました。次年度も、札幌市立高校の特色ある学校づくり、魅力ある取組として、一層の充実が図られるように、 多くの市立高等学校・中等教育学校・特別支援学校の生徒・教職員のご協力を得ながら開催したいと考えてい ます。
【オープニング】
CTWは、開成中等学校のイン・ヴィンセント先生の英語による宣誓によって始まり、その後、日本語を全くはさ むことなく、開成中等教育学校のメンバーによる司会進行でアイスブレイクゲームを行いました。ALTと参加生徒 の混ざったグループに分かれ、まずは自己紹介タイムで、年齢や名前の他、「If you won the lottery, would you tell people or not?」のような質問指定もあり、それぞれの回答に笑顔がグループに広がっていました。その 後は、司会生徒たちが投げかける「What percentage of people do you think are ~?」という質問に、英語で相 談してグループの答えをまとめて回答するというゲームに移りました。制限

時間内でのグループ内の相談というスピード感や、正解によるポイント競争 ということで大いに盛りあがった熱気のまま、ALTワークショップへとプログ
ラムが進められました。
司会進行をしてくれた開成中等学校の面々は、企画運営のみならず、何回もミーティングをして準備を重ね、当日もいち早く会場入りしてリハーサルを行ったうえで本番に臨んでくれました。入念な準備と当日の盛り上げ、本当にありがとうございました。
【異文化交流ワークショップ】
各市立高校のALT が、出身国だけではなく、自分が体験した(自分が興味や関連のある)他の国々の文化、音楽、生活様式などを紹介する異国文化理解に係るワークショップを企画しました。前半には「①アメリカのミサンガ作り ②トルコ文化について ③Cornhole(板に空いた穴に布袋を投げ入れるゲーム)、④カナダのシンボル・メイプルリーフについて」の4つ、後半には「 ①オーストラリアのスラングについて ②カナダ探検ボードゲーム③クリスマスの灯り作り ④Ausie downball(相手の陣地にゴムボールを投げ入れるゲーム)」と、合計8講座が用意され、それぞれの部から1つずつを体験してもらいました。
「英語で人と話すことが楽しめた」「英語が苦手で不安だったけれど、楽しく交流できてよかった」という声や、ものづくり系や実際に体を動かすゲーム系のワークショップ参加者からは「実際の動きと英語の説明が重なって英語を体で感じることができた」などの感想があり、どのワークショップでも参加者は体験と交流を楽しんでいました。

【クロージング】
参加者がそれぞれのワークショップから体育館に戻り、クロージングを行いました。開成中等学校のイン先生 が英語で「素晴らしい生徒たちが集まって、世界の各地から集まったALTたちと触れ合い、英語を理解しただけ ではなく、異なる文化を知り、グローバルな市民になる扉を開いた」と語りかけ、この日の参加者全員が感じたこ とを全体に共有させてくれました。今回のCTWを通じて生まれた暖かい交流のムードを惜しみつつ、今年度のCTWは閉幕しました。
【終わりに】
生徒たちのアンケートを見ると、満足度が非常に高かったことがわかります。「ALTも生徒も様々な学校から来 ていて文化の違いについて感じることができた」「アイスブレイクでグループに分かれて少人数で活動すること で、言いたいことを自分の言葉にしてALTに聞いてもらったり、他の学校の人と交流できたりしたことが一番印象 に残っています」「ALTだけでなく他校の英語や海外に興味のある人とも話すことができた」などの声があり、ALT との異文化交流のみでなく、同じ市立高校生同士の交流など、参加してくれた生徒たちは、自分と異なる文化 的背景をもつALTの方々や他の札幌市立高校に通う同世代たちと「共通語としての英語」を用いてたくさんコミュ ニケーションをとる貴重な経験をしたことがわかります。
また来年来実施に向けて「もっと海外の人と関われる時間が欲しい」「他校の生徒との交流の場がもっとあって もよい」などの前向きな意見や提案もあり、今年度のサークルザワールドに対する期待の高さわかりました。 今後、来年度の実施に向けて、ALT及び国際理解教育推進員からの反省を生かし、実施時期、案内方法、 運営方針などを検討し、生徒に更により良いものとなるように、次年度につなげていく予定です。 令和8年度も、皆さんの参加を楽しみにしています。

