啓北商業高校において、令和3年(2021年)9月6日(月)、7日(火)の2日間、SCS Startup Schoolの出前講座が開催されました。
SCS Startup Schoolとは?
SCS Startup Schoolは、STARTUP CITY SAPPOROが学生向けに開催する、起業を学ぶためのプログラムです。
世の中が目まぐるしく変化していくなか、キャリアの選択肢の一つとして、スタートアップに対する注目度がより高まっています。
SCS Startup Schoolでは、現役の起業家からリアルな体験談を聞くことで、スタートアップに対するイメージを深めたり、実際にスタートアップとして起業する際に必要となる考え方や知識を身につけたり、事業化に向けてアイデアをブラッシュアップしたりといった各ニーズに合わせたプログラムを展開していきます。
スタートアップに興味を持ち始めたばかりの方や、今後スタートアップ型成長を目指す起業を考えていて必要な知識を得たい方、既に起業していてさらなる成長を実現したい方など、様々な学生の方にご参加いただけるプログラムです。
SCS Startup School公式特設サイトはこちら
この出前講座は、商業高校として普段からビジネス教育の専門的知識と技術の習得を実践している同校の生徒を対象に、SCS Startup Schoolについて知ってもらうことを目的に開催されたものです。
講座はオンライン形式で開催され、感染症対策を十分に講じた上で、6日は1年生235名が、7日は2年生229名がそれぞれ参加しました。
プログラムは、セッション1からセッション4までの4部構成で、セッション1では、「スタートアップについて」と題して、株式会社D2ガレージの豊田睦雄様を講師に、そもそも起業とは、そしてスタートアップとは何かといったことや、起業の大まかな流れについて説明いただきました。
また、セッション2では、STARTUP CITY SAPPOROや、生徒・学生向け起業家育成講座SCS StartupSchoolの事業概要等について、札幌市の担当者から説明していただきました。
つづいて、セッション3では、「起業体験談」として、実際に起業を経験されている北海道大学医学部医学科3年の岡本大樹様を講師に、現在行っている事業をどのようにして行うことになったのか、そしてこれから何を目指していくのか等、大学生という高校生にとって身近な起業経験者から、起業にまつわる経験談等について語っていただきました。
セッション4はパネルディスカッション・質疑応答の時間で、オンライン開催にもかかわらず生徒から活発な質問が多数寄せられる中、豊田様、岡本様に丁寧に答えていただきました。
終了後に行ったアンケートでは、生徒たちから以下のような意見が寄せられていました。
・今日初めて起業についての話を聞き、興味を持つことが出来た。また、自分が知りたかった内容も多く、今日は参加できて良かった。
・岡本さんのお話しから、分からないことや壁に当たったら、悩まずとりあえず専門家の話を聞いたり、多くの人に相談したりすることが大切だと感じた。今後は何でもチャレンジしていきたい。
・最初は起業ということが、全然わからず、難しいイメージしかなかったが、自分にやる気があればできる可能性があることを知れて良かった。
・失敗を失敗と思わず、次へ生かすことが大切であると感じた。
・私は、物事を始めるときに慎重に考えてから実行に移るタイプであるが、まずチャレンジしてみることも可能性がひろがるなあと感じた。
・自分の困りごとを解決するアイディアが、人のためになることもあるんだと起業に関心を持てた。
・普通に企業に就職する方が良いと思っていたが、起業にもメリットがあることに驚いた。
・起業は目的ではなく、手段であることを知れた。自分の興味を仕事にできるのは素晴らしいことであると感じた。
・本で勉強するより、人と人とのつながりが近道であることを知ることができてよかった。
・北大生でもたくさん失敗していることか知れて、皆人間なんだと身近に感じた。とにかく挑戦することが大切であると教えられた。
・自分は、絶対起業に向いてないと思い込んでいたけど、今日の講座を聞いて自分でも頑張れば成功できるかもしれないと思うことが出来た。
・起業家は、最初から実技や知識やセンスがあって、最初から成功していると考えていたけど、たくさん失敗していると聞いて驚いた。挑戦することの大切さを知ることが出来た。
啓北商業高校では、今後もSCS StartupSchoolと連携した取組を進めていく予定です。