8月29日(月)、清田高校は、「日韓青少年交流会」を開催しました。
グローバルコースの1年生41人の『国際理解基礎』の集中講義。韓国の高校1年生22名が、清田高校を訪れ、「国際的視野を広げるとともに持続可能な社会の実現にむけて交流、意見交換すること」を目的に交流しました。
韓国の高校生を引率するのは「財団法人 農漁村青少年育成財団」。そして高校生は、韓国の二つの農村地域である鶏龍(ケリョン)市と陜川(ハプチョン)郡の1年生です。
15時30分、両校の生徒たち、担当教諭、財団関係者らが集まった清田高校の講堂は早くも熱気。
まず、財団の事務総長ジョン・ジンスクさんと清田高校の横関直幸校長との間で、これからも友好関係を続けるための調印式=署名の交換が行われました。ジョン事務総長からは「コロナの苦しい中、このような場をつくってくれて嬉しい。一緒の時間が楽しく幸せな時間になりますよう。」ということば。横関校長からも「清田高校は国際交流を大切にしている。皆さんが来てくれて大変うれしい。」との挨拶があり、交流が始まりました。
まずはオープニング。韓国の生徒による「準備体操(ウ・ヨンウダンス)」の披露。韓国の代表生徒がお手本を示すと、清田の生徒たちも見様見真似で、たちまちマスター。全員でダンスです。若い!
そして、清田・韓国の混合グループを5つ編成して、いよいよグループ対抗のゲームへ。
最初のゲームは、おなじみの「だるまさんがころんだ」・・これは、多少やり方の違いはあれ、日韓共通の遊びです。鬼となるのはジョン・ジンスク事務総長。「だるまさんが転んだ」で振り替えるジョン事務総長の判定で、動いた生徒が次々に抜けていき、結果、どれだけジョン事務総長の前に行けるかの勝負。何度も繰り返し行われ、会場は、笑いに包まれ、大盛り上がりとなりました。
次は「タルゴナゲーム」。財団が持ってきた星型や円型などのお菓子を使った「型抜き」ゲームです。いかに星や円などの模様を壊さずに、細い切り抜き用の道具で型を抜けるかの勝負。制限時間は3分。短い時間で、慎重と焦りのせめぎ合い。・・・なかなか難しく、次々に模様が壊れていきます。それでも全チーム、そこにはしっかり型を抜く名人がいました。
最後は、「グループワーク ~未来に必要なものを絵にしよう」の時間。わずか3分間で「未来に必要なものを考え、絵にする」・・・・・これは簡単なようで難しいテーマ。5つのグループはなかなかペンが動かなかったものの、「これだ!」となった瞬間からどんどん絵が出来上がっていきます。
こうして『ドラえもん』『海』『地球』『愛(heart)』・・・の絵が完成されました。どの絵もSDGsに関連するものが披露され、国境を越えてSDGsの理念が共通理解となっていることを示していました。司会のファン・ソンヨン教授は、「どれも素晴らしく点数はつけられない」と講評しました。
最終結果はグループ3とグループ5が同点の1750点。じゃんけんでの決着はグループ5が勝利。
最後の集合写真では、全員で「ハート」の指表現。・・・そして「サランヘヨ!❤」(大好き!)の言葉が講堂に響きました。