「高校生チャレンジグルメコンテスト」の第10回記念大会が、9月17日(土)に「TKPガーデンシティPREMIUM札幌大通」を会場に行われました。
このコンテストは、高校生が学校内だけではなく、学校外にも学びを求め、地元の食材を生かしたオリジナル商品を、地元との協力関係を築きながら開発し、その成果をコンテスト形式で発表するものです。
今回は、啓北商業高校から、3年生の庄司和古さん、古川奈々さん、山田晴花さんの3名が実行委員として入りました。これは、『課題研究』のテーマの一つとして3人が希望していたもので、引率の石山和弥教諭によれば「イベントの開催について研究したい、運営の方法やイベントの裏側の世界を知りたい。」という生徒たちの熱い思いを実現する絶好の機会ととらえ実現できたとのことです。
生徒たちは7時半に会場に集合、広大な会場の設営から始まります。華やかなステージ、たくさんの機材、大勢のスタッフの中で、緊張しながらもテキパキと動きます。
今回の出場校は全道各地から8校。7校は会場参加、霧多布高校は学校行事の都合でオンライン参加。3人にはそれぞれ担当校が割り当てられます。庄司さんは富良野緑峰高校、古川さんは倶知安農業高校、山田さんは市立札幌大通高校です。3人はそれぞれの学校の生徒たちを「メイン会場」から「調理準備コーナー」への誘導、そして審査員用試食品の準備、各高校試食タイムの準備など、参加者に指示、アドバイスをしていきます。
時間との戦いでもあり、最初は緊張でなかなか声の出なかった生徒たちも、慣れてくるにつれて、伝えるべき内容も的確に、柔軟に動いていきます。
生徒たちの持つ台本にはたくさんのメモが書かれ、参加校からの質問にもしっかり答えます。さらに、各高校の試食盛り付けも担当。スタッフからは「上手!」との声も!!
こうして、長時間に及んだコンテストは終了したのですが、表彰式終了後、同じく実行委員として運営に携わった北海道情報大学の学生とともにステージに上り、労いの言葉とともに、会場から温かい拍手を受けました。
終了後、生徒たちと石山教諭から感想をいただきました。
庄司さん「初めてのことでわからないことばかりでしたが、周りの方が優しく声をかけてくれて、自分も声掛けなどがうまくできるようになりました。」
古川さん「イベントの裏側を知ることができました。SDGsを取り入れたプレゼンテーションなど参考になりました。今後大学でも学んでいきたい。」
山田さん「初めてのイベントの裏側。運営の大変さを知ることができ、達成感もありました。出品された料理おいしかったです。」
石山教諭は「3人はたくさんのメモを取りながら、一所懸命頑張った。座学よりも現場に飛び込む経験が大事で、身に付いたと思います。ありがたく感じました。これからも3人の研究に期待したい、見守っていきたいと思います。」と話されました。