清田高校グローバルコース見学旅行発表会 事前学習が実を結びました!

清田高校グローバルコースの2年生が今年は海外見学旅行を実施しました。10月23日(月)〜10月27日(金)の日程で、韓国のソウルを訪れました。

事前学習について】                                                               国際プラザの国際交流員のヤン・スーミンさんから「日韓の社会問題を比較・考察」する授業の導入として、韓国の「① 競争社会・学歴社会」「② ソウル一極集中現象」「③ 社会的ネットワークの不足」「④ 青年の高い失業率問題」「⑤ いじめ問題」「⑥ 男女の葛藤」「⑦ 多文化共生への認識不足」の問題について、その原因も踏まえてお話をしていただき、また、ソウルのおすすめスポットについてのお話もしていただきました。

12月6日7時間目、その報告と探究の成果の発表会が体育館で行われ、2年生の各グループが1年生(普通コースを含む)全員に向かって日本語で発表しました。

代表班による発表】                                                         ①:深刻な少子高齢化という課題を取り上げ、その考察、日韓の比較などを発表しました。

②:この班も、少子高齢化、漢江の奇跡、徴兵制度などを語り、自らの考察を発表、さらに大学生との交流の結果を報告しました。

各ブースでの発表 第1ラウンド】                                                             それぞれ希望の班のブースに移動、それぞれの報告に耳を傾けました。生徒だけではなく、先生からも質問が出ていました。

 

各ブースでの発表 第2ラウンド】                                                          聞いていた生徒は、別の班の発表に向かい、第2ラウンドが始まりました。

最後に横関直幸(よこぜき なおゆき)校長からコメントをいただき、終了しました。

全ての発表で、生徒の課題意識が明確に示されていて、韓国の課題を考察し、日韓の比較まで行っていました。まさしく探究学習の素晴らしい発表でもありました。事前学習をしっかりしていたことがわかりました。                                          

グローバル副コース長 立田和久(たつた かずひさ)先生に伺いました】                                   1 現地では英語でコミュニケーションしていたのか?
現地の大学生との交流は、英語を中心にコミュニケーションをとっておりました。また、韓国語の授業を履修している生徒は片言ではありますが、ハングルでコミュニケーションをとっておりました。日本語を話せるガイドが同行しておりましたので、バス内でのガイドは日本語でした。(昌徳宮という宮殿を訪問した際には、英語のみで宮殿の説明を受けました)

2 引率した感想、そして昨日の発表会の感想
飛行機の遅延や現地での急きょ旅程の変更など思いがけないこともありましたが、生徒と引率団の柔軟な発想で問題なく乗り切ることができ安心しました。昨年までは英語で見学旅行発表会を行っておりましたが、今年度は初めて「日本語」で発表会を実施しました。日本語での発表会にしたことで、英語での発表会よりも「日韓共通の社会問題」について自ら問を立てて探究をしやすかったと思います。週に1回の学校設定科目(「国際協力」)で、11月からスライドづくりをした割には、昨日の発表会の質は良かったのかなと思います。ただ、発表会を体育館で実施したため、発表者の声が小さくてブースの後ろにいた1年生に聴き取りにくい場面があったのは課題に感じます。

3 これからの1年生に期待したいこと  
普通コースの生徒は国内、グローバルコースの生徒は海外に見学旅行に行くことになりますが、目的地は違えど課題意識をもって来年見学旅行に臨んでもらえたらと思います。また、「総合的な探究の時間」で自ら問を立てて探究する場面がありますので、昨日の発表会が1年次の生徒の探究活動に少しでも参考になれば幸いです。 

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