市立高校学校間連携プログラム2022年度「さっぽろまなびまくり社」第4回目開催!

高校生の「こんなこと、あんなこと、やってみたい!」という思いを地域課題とリンクさせて、解決企画を考えるプログラム「さっぽろまなびまくり社」。 今回も8月26日ホームグランドのCoみどり体育館(真駒内)で開催されました。今日は全5回の4回目、テーマは「その後どうなる?」 

<全5回の内容>                                                                            第1回「みんなの野望・動機」第2回「誰のために・何のために」第3回「どこで何をやる」第4回「その後どうなる?」第5回「成果発表会・マッチング(※)」 ※プロジェクトの具体化に向けた生徒と大人のサポーターとのマッチングタイム

始めに代表の林匡弘さんから、各チームともイベントなどの実践が進んでおり、プロジェクトの進捗状況が早く、モチベーションも高く、第5回の成果発表会が楽しみというあいさつ。                                                         次に今日の内容説明。①各チームの進捗状況のプレゼンテーション、②意見交流、③サポーターの大人からのアドバイスという流れを確認。

各チームの共通項と目指す方向は「環境」「居場所」「自分のセカイ」の3つです。では、7チームの企画を紹介します。

「アート×空き地」チーム

アート作品の創作がテーマのチーム。野菜直売店のポップづくりなどを既に手がけています。大きな布に空、四季、街並みをテーマにした作品制作、参加型アート、ポストカードの制作を企画中。これらの作品等は、9月18日(日)真駒内あけぼの団地で開催される「あけてら (あけぼのテラス)芸術祭」で展示、配布される予定です。

「~規格外野菜と不可食部で作る~最強の野菜スープ」チーム

 夏休み中からスープづくりに挑戦。酪農学園大学に行き、作ったスープの栄養分析も。現在の課題は、不可欠である野菜の確保です。農家などに相談していますが、安定的な供給が難しいようです。もう一つの課題である味は、正直おいしくないというのが現状。調味料の工夫などで改善しようとしています。なお、スープは10月22・23日の「都心まちづくりプラットフォーム公共的空間活用プロジェクト」のイベントで販売予定。

「食・多世代交流」チーム

 「食」、「手作りワークショップ」をテーマに多世代交流を目指しています。「食」では、5種類のドーナツを作り、それぞれに糖質off、オーガニック、地産地消等というコンセプトが。「手作りワークショップ」では、コーヒーポプリ(コーヒー染めの布を使用)、くるみボタン等をつくります。ドーナツは9月10・11日の「あおぞらまつりin Factory」で販売、ワークショップは前述9月18日のイベントで実施の予定です。

「いい場所・居場所 ダいばーしょティ」チーム

 環境チームとコラボして「環境について考える会」、大学生とのコラボで「実際の大学生とは?大学生に聞いてみた」というイベントを開催し、「いい場所・居場所」を模索しました。こうした中で、「大人から子供までいろんな世代が分け隔てなく交流する場作りをしたい」という思いを共有しました。この実現のため前述10月22・23日のイベントで「ボードゲームコーナー」を作ります。

「フリースクール」チーム

 「今、目の前のことで大変なことはわかるけど、どうせなら色々な人と関わって、色々なことを経験していく中で自分の可能性を知ってほしい」をコンセプトに未来を想像できる居場所となるフリースクールをつくろうというチーム。保育園を会場にプレオープンしましたが参加者が少なく、実現の難しさを知りました。今後は、SNSの特性を考えての告知、オンラインフリースクールの開催も企画しています。

「環境/エネルギー」チーム

 前述10月22・23日のイベントで大通公園に巨大ゴミ箱を設置し、ゴミについて関心を持ってもらったり、学ぶ機会をつくります。また、一目で何を捨てるかがわかるゴミ箱など、イベントでゴミが出ないようなシステムも考案中です。あわせて、ゴミ箱のようすを定点観測して他のイベントとの比較考察も考えています。

「皆で作るオムライス」チーム

 国際交流・異文化比較をテーマに、超絶敷居の低いイベントの実施を目指しています。すでに小学生と書のイベントを実施。今後は、前述9月18日のイベントで子供や外国人、高齢者対象の書道交流イベントを実施します。内容は、絵ハガキづくり、合作交流(筆で墨や様々な色を使って1つの大きな作品をつくる)、和太鼓演奏です。

「Team情報/縁/メディア」

 「寄り道をすることの良さ、魅力」を知ってもらうために、真駒内駅周辺のデジタルマップ作成を企画。このマップによって「→寄り道したくなる→散歩をする→魅力を発見→散歩をしよう→」というサイクルを目指しています。なお、マップはゲームエンジンアプリで作成するため、目下プログラミングのスキル向上を目指しています。

以上が発表の概要です。

印象的だったのはプログラムの開始前や終了後も生徒同士、サポーターの大人を交えての「年代ごちゃまぜ探究集団」の交流場面でした。年代の壁など無く、みなさん熱心に、そして楽しそうに意見交流していました。今後地域の大人のみなさんとの交流ももっと盛んになり、さらに充実した実践が期待されます。                                                 

9月30日の第5回成果発表会が本当に楽しみです。

 

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