「さっぽろまなびまくり社」は、「教育×まちづくり」をテーマに活動しているCo-MEGANEという任意団体が市立高校全体に呼びかけて行うワークショップで、高校生ならではの新鮮な発想で街に活力を与えるとともに、まちづくりをジブンゴトとして考え行動する地域プレーヤーを育てる事をねらいとしています。
今年9月以降、参加を希望した市立高校生約50名が、以下の4コースに分かれ月1回のペースでそれぞれ3回打ち合わせを行い、各テーマに沿った企画を計画してきました。
(各コースのこれまでの打ち合わせ内容は、市高ニュースの過去記事を参照してください。)
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Aコース: ぼくとみんなの活動基地づくり
Bコース: 日本一短い商店街を日本一面白く
Cコース: まちなかエンターテインメント集団
Dコース: “ もったいない” を価値に変える勇者
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残念ながら新型コロナの感染拡大の影響により、企画を具体化することはできませんでしたが、各コースが計画してきた内容の成果等を披露する発表会が12月10日木曜日にオンラインで開催されました。
発表会には生徒、学校の先生、そして関係者の方々(東京の方々も)もZOOM上に集合。
運営会場となった南区民センター第1会議室には、講師の林さん、あけぼの団地の方々、生徒のアイディアに相談にのってくれた方々、そして南区長や区の職員など17名が集合しました。
会場は、ドアや窓を開放し、皆コートを着たまま。消毒,検温はもちろん、万一に備えて参加者名簿に連絡先を記載、提出していただきました。
17時50分、NPO法人エコ・モビリティ サッポロの代表、栗田敬子さんからのご挨拶につづき、講師の林匡宏さんから、「実際に動く活動」を目指しているまなびまくり社について、昨年からの経緯等を説明、そして発表開始。
参加生徒52名の生徒が、21の個人又はグループに分かれ、それぞれ3分以内での発表となりました。そして昨年からのつながりから、新陽高校3年生のグループも特別参加、発表してくれました。
それぞれの計画について、目的、対象、内容、これまでやってきたこと、今後の計画、学んだことを発表しあいました。
どの発表も資料がよくまとまっており、話も大変上手で、その説得力には感心!
特に、今回は新型コロナ感染症対策、SDGsとの関連も説明されていました。
そして、様々なアイディアを考える上で「大人の力」が必要であり、たくさんの大人に教えていただいたという旨の声が多くの生徒から聞かれました。
各発表は3分では終わらず、終了予定時刻はが大きく遅れましたが、区民センターに集合した方々は皆最後まで発表に耳を傾けてくれ、途中で感想や、アドバイスなどをお話してくれて、中身の濃い時間になりました。
最後に、大平英人南区長から「大変面白く、充実した講座でした。生徒の今後の計画や活動も期待しています。」と激励の挨拶で終了しました。
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終了後、林さんから、生徒の皆さんへのメールが届けられましたので紹介します。
まなびまくり社のみんなへ
本日は成果発表、本当に立派でした!!
(中略)
繰り返しになるけど、
僕らが作りたいのは「イベント」ではなく「文化」です。
そこにチャレンジしてくれたみんなは、ほんとにサイコー。
コロナで大変な中、本当によく頑張りました。
って、まだ大部分のプロジェクトが未完だけど…(笑)
そして、こんな状況でもみんなが活動できたのは学校や教育委員会、保護者、色んな方々の理解と協力があったことを忘れずに、次の活動へ繋げていきましょう。
ひとまずお疲れ様でした!