市立札幌新川高校生徒会ボランティア担当の私たちは、10月31日新川小学校との合同落ち葉拾いボランティアを行いました。
前年度まで行っていた落ち葉拾いボランティアではなく、新しく「スーパー落ち葉拾い」を企画しました。
具体的な内容は、制限時間の中で集めた落ち葉の量を競い、1位のクラスを表彰、その後集めた落ち葉を使ってお題の落ち葉を皆で見つけるというものです。
ただ落ち葉を拾うのではなく、ミニゲームを用意することでイベントという形式に変更しました。
内容を「ボランティア」から「イベント」に変えた理由は、小学生に親しみやすさを持ってもらうためです。いつもと違った楽しい催しだということが分かり、小学生自らが興味を持ち、一生懸命に取り組んでくれるのではないかと考えました。
また、このイベントを通して、小学生が自発的に社会へ関わりを持ち、人と交流する大切さを学んでほしいという意味も込めて企画しました。
実際に企画し、実行して感じたことは2つあります。
一つ目は現実の厳しさです。企画の段階で「火を使いたい!」や「地域の方々もお呼びしたい!」など、たくさんの希望がありましたが、実際に実現することはできませんでした。様々な意見を取り入れて、よりよいものにしたいという気持ちだけでは実現できないことを強く体感しました。実際に企画を実行して、風の強さなどの予測しにくいトラブルへの対応が十分にできず、万全な状態にすることの難しさを感じました。
二つ目は、コミュニケーションの大切さです。当然、生徒会ボランティア担当の私たちだけではこの企画を実行することはできません。高校の先生方や小学校の先生方、さらに学校コーディネーターの方々との連携が必要不可欠でした。企画の説明や当日の流れなど、どんな説明なら分かりやすいか、どんな資料を用意すればよいか、今まで考えたことのなかった課題で、とても苦労しました。自分のやりたいことをはっきりと伝え、納得してもらうためにコミュニケーションを図る必要性や重要性を学びました。
今回このようなイベントを企画、そして実行させたのは初めてで、改善点や反省点はたくさんありました。一番の反省点は、計画不足だと考えます。企画、準備、実行までの短い期間の間、いつまでに何を準備するか、分担はどうするかなどを十分に計画しないまま当日を迎えてしまいました。ただ「やりたい」という気持ちだけで行動するのではなく、細かいスケジュールを立てて、一つずつ正確にこなしていけるようにしていきたいです。
『ローマは一日にして成らず』という言葉があるように、今回の反省を踏まえ、次回のボランティア活動が少しずつでも満足のいく結果となるよう、今後も努力していきたいと思います。