小中高四つの学校の連携 新川高校【☆市立高校記者クラブ☆】

みなさんこんにちは!!新川高校1年、記者クラブの石名坂と大場です。

 新川高校は、近隣の3つの小中学校と深い関わりを持ちながら、学びを進めています。今回は、新川小学校・新光小学校との「学びのデザイン」と、新川西中学校との部活動の関わりについてお伝えします!!

 

 

新川高校では、「学びのデザイン」という、高校1年生が小学3・4年生、高校2年生が小学5・6年生を対象に模擬授業をする活動があります。1年時は英語、2年時は算数を教えます。今回は1年時の活動をモデルに説明します!!

《活動の様子》

10月の授業準備は7月頃から始まり、各グループごとに題材に沿った授業内容を考えます。また、2年生の体験談や教育大学の教授による講演もあり、「良い授業とは何か」を深堀りすることができます。準備期間中は、小道具の準備やゲームの流れを確認し、高校生同士で模擬授業を通して授業の内容に磨きをかけ、小学生にとって学びになり、楽しい時間にできるよう改良を重ねます。

授業当日は、緊張を解くため、まずは自己紹介をしてお互いを知るところから始めました。打ち解けたところで、いよいよ授業開始!準備してきたゲームの道具を見ると目が輝く小学生。ゲームを進めるにつれてどんどん熱中してくれて、その笑顔に大きな達成感を感じました。

12月の授業では、10月の反省を活かしてさらにパワーアップ!!前回とは異なる題材に取り組むため、再び1から授業内容をグループ全員で考えます。10月の授業の様子や、12月の季節感を取り入れたゲームを作成するグループが多かったです。
当日、自分たちのことを小学生が覚えてくれているか、ちょっぴりドキドキしながら向かうと、想像以上に親しげに接してくれて、嬉しくてたまらない気持ちでいっぱいになりました!!ゲーム中も前回より話が盛り上がり、充実した時間を過ごせました。最後には、小学生から素敵なお手紙と元気いっぱいのお礼の挨拶をもらい、高校に戻りたくなくなりました(笑)

《小学校の先生にインタビュー》

小学校の先生に、高校生との関わりについてインタビューしてみました!!まずは「学びのデザイン」についてです。

Q.学びのデザインでの小学生の普段の違いはなんですか?
A.小学校の先生よりも高校生の方が年齢が近いため、授業終了後には、「もっとやりたかった」「次ないのー?」といった声が上がってきます。また、個別のコミュニケーションや集団で前に出ることが苦手な子も多いのですが、高校生が 丁寧に関わったり、優しく教えたりしてくれることで、普段より子どもたちが楽しそうでした。

Q.楽しそうな瞬間はいつですか?
A.高校生が来る前からずっと楽しみにしていたのですが、道具を見た瞬間が一番輝いているように感じました。ゲームの最中もずっと笑っていて楽しそうでした。

Q.高校生が来る前の様子はどうですか?
A.「早く会いたなー」「今日何をやるのかな?」とワクワクした様子がすごく感じられました。

Q.小学生から聞こえてくる感想はどうですか?
A.お互いに授業の感想を伝え合い、「僕達が一番楽しかった!」と友達同士で張り合っています。とてもテンションが高く、余程楽しかったのだと思いました。年度末に書く振り返りの作文にも「高校生との授業が楽しかった」と書く子も多いです。

Q.小学校側のメリットは何ですか?
A.高校生と活動することはめったにないので、小学生にとっても良い経験になっていることです。実際に高校生と近くで接することで、授業としての学びだけでなく、高校への憧れが生まれ、将来の夢にもつながっていると思います。

次に、高校で小学校1、2年生を対象に行っている他の活動についても聞いてみました!!
Q.「読み聞かせボランティア」の様子はどうでしたか?
A.高校生の読み聞かせがとても上手で、準備した努力が感じられました。生徒もとても楽しそうで、高校生に懐いていて、親しげに膝の上に乗っている子もいました。「次はいつ来るのかな?」や「また会いたい」という声も聞こえてきます。

インタビューを通して、「学びのデザイン」における小学校側の視点を知ることができました。新光小学校と新川小学校の先生方、インタビューへのご協力ありがとうございました!!

 


新川高校は、小学校との連携だけでなく、新川西中学校との部活動交流も盛んに行っています。体育館では合同練習や試合を行う運動部や、吹奏楽部が一緒に練習・合奏をすることもあります。
今回は、新川西中学校の吹奏楽部と、新川高校の吹奏楽部にインタビューをしてみました。

《新川西中学校吹奏楽部インタビュー》

Q.普段の演奏との違いはありましたか?
A.高校生の指導のおかげで自信がつき、大きな音で演奏できたことです。中高生の人数が多かったため、他のパートの音がいつもより鮮明に聞こえました。

Q.得たものはありますか?
A.高校生の演奏を聞いて、目標の一つ一つがより明確になりました。

Q.感想を教えてください。
A.いつもより音が大きく感じられ、吹いていて楽しかったです。高校生が出す音色の綺麗さはもちろん、振る舞いも優しく、明るくて憧れを抱きました!技術面についても、様々な視点から丁寧に教えてくれて、いつもは気にしないことも意識できるようになりとても勉強になりました。合奏では、音が大きく、まとまっていて迫力のある演奏がすごかったです。

《新川高校吹奏楽部インタビュー》

Q.感想を教えてください。
A.中学生と関わる機会はあまりないので、一緒に演奏できて楽しかったです。中学生から元気をもらいました!いつもより人数が多かったので、演奏はとても迫力がありました。また、合奏を保護者の方だけでなく、地域の方々にも聞いていただけて、多くの方々に楽しんでもらえたので、地域に貢献できたと感じられとても嬉しかったです。

新川西中学校・新川高校の吹奏楽部のみなさん、インタビューへのご協力ありがとうございました!!


新川高校の小中高連携について、詳しく知っていただけたでしょうか?新川高校生の中には、卒業後に教師を目指す生徒も多く、将来に向けた貴重な経験ができます。何より、小中学生がとっても可愛いので、楽しいこと間違いなし!!地域全体で学びを深めることができるのも新川高校の魅力です。これからも新川高校をよろしくお願いします!!

 

          市立札幌新川高等学校46期 石名坂実央 大場凪紗

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