2022年度さっぽろ まなびまくり社、第2回目が6月24日(金)に真駒内Coみどり体育館で開催されました。
1.コンセプトは「環境」「居場所」「自分のセカイ」
第1回目では、各個人の興味・関心とやりたいことが発表され、これを基準にグループ分けした結果、7チームになりました。
国際交流・異文化比較をはじめ、食(規格外野菜の有効利用)、空き地活用、アート作品の創作、お散歩アプリ開発、多世代交流、食×スポーツ(マラソン大会)など多様なアイディアが溢れています。7グループの共通項と目指す方向は「環境」「居場所」「自分のセカイ」の3つに集約されました。
第1回目が終わった時点で、既に校外調査活動(現地調査、聞き取り調査など)をした積極的な生徒も多数いました。
第2回目の前半は、チームごとにどんな話し合いがされたか、進捗の状況報告がありました。
2.誰のため何のためにやる
後半は、ワールドカフェ方式でグループごとにアイディアを出し合い、その後、他のグループの話し合いを見学したり合流したり、グループ同士で共有できそうなアイディアを発見するなど、非常にアクティブな動きとなりました。
特に、主管校の藻岩高校が用意した「えんたくん」(円形の段ボール台座とシート)が大活躍でした。
車座になり、みんなの膝の上に円卓を乗せて、ワイワイ、ガヤガヤと会話が弾みペンも走ります。
シートにキーワードをメモする生徒、自由にイラストを描く生徒、どんどんイメージが膨らんでいきます。
それをぐるぐる回しながら、お互いの思いを確認し合い「和(輪)」が形成されていく効果を感じました。
今回のテーマは「誰のため何のためにやる」です。
やりたいこと、できそうなこと、目的、目標は何か、仲間のちょっとした言葉で気付きを得る場面がたくさんありました。
個人のレベルで温めていた思いが、みんなの思いと融合することで、それが社会の中でどういう位置付けになるかが見えてきました。
特に、各ジャンルのプロフェッショナルの方々(会場参加とオンライン参加)は、生徒達へさりげない問いかけをしたり、揺さぶりをかけながら刺激し、深掘りして思考を深めるよう仕向けるなど、生徒の潜在能力を十二分に引き出すことを心得ている方ばかりです。
一人では生み出せないパフォーマンスを、いろいろな方々の力を結集して新しい価値を生み出すのが、この「まなびまくり社」の凄いところだと改めて感じました。
第3回は「どこで何をやる」は7月22日(金)におこなわれます。