第10回 高校生チャレンジグルメコンテスト 大通高校「HTB賞」受賞!CHEF-1グランプリ初代王者の下國 伸さん絶賛!

全道各地の高校生が自らメニューを考案し、調理して、販売する「高校生チャレンジグルメコンテスト」。

初のリモート開催となった前回から1年。第10回記念大会となる今年は高校生チャレンジグルメコンテスト実行委員会の主催で、9月17日(土)「TKPガーデンシティPREMIUM札幌大通」を会場に行われました。

 今回は、全道各地から8校がファイナリスト。

 プレゼンテーションの順番を決める抽選ののち、いよいよ開会。会長の荒川義人氏(札幌医療保健大学 教授)から「地域で採れるものが今見直されている。コンテストでは競争もあるが、楽しく仲間との交流も深めてほしい」との挨拶があり、いよいよスタート。

審査委員長は野菜ソムリエの萬谷 利久子さん。審査委員は、スーパーフードマイスターの西村 和奈さん、コープさっぽろ本部デリカ部商品部長の岩本 秀文さん、HTB営業局営業部長の真木 雅史さん、さらに特別審査員として、CHEF-1グランプリ初代王者の下國 伸さんと、フリーアナウンサーの佐藤 麻美さんという豪華な顔ぶれ。  

 

審査員たちは、それぞれの学校のプレゼンテーションを聴きながら、オリジナル料理を試食し、感想を述べ、質問をしていきます。

トップバッターは富良野緑峰高校。原価を抑えるために富良野産ハネモノ野菜を使った『ポテージー』。ポテトサラダを入れたソーセージ。企業・農家の協力を強調。審査員の佐藤さんからは「プレゼンのレベルが大変高い」との評。

二番手は札幌大通高校の『彩り野菜のハニーキッシュ』。食品ロスやヴィーガン、SDGsに配慮したキッシュ。「世界の人口の10人に一人が飢餓状態」、「家畜と温暖化」などしっかりしたプレゼンテーション。審査員の下國さんからは「パンの耳をキッシュに!ひらめきがやばい!」と絶賛の評です。

続いて石狩翔陽高校の『カンノーロ』。石狩のハマナスのジャムを利用した毎日食べたいおやつ。次の倶知安農業高校は地元野菜をふんだんにスープカレー風ピザ『LOVE Spicy Pizza』。大量に廃棄される酒粕をパウダーにして利用するのがミソ。

後半戦のトップバッターは静内高校。『野菜を使っただし巻き玉子』と『昆布のつくだ煮』。だし巻き玉子はピーマンやトマトが苦手な人でも食べやすいように工夫、つくだ煮は地元日高三石産昆布を使っています。次いで網走南ヶ丘高校の『愛情たっぷり♡しじみぼーる』。しじみ水揚げ量北海道一を誇る網走湖のしじみと牛乳を使ったクリームコロッケ。

7番目は静内農業高校の『日高昆布香る 新ひだか ライスワッフル(ビビンバ風)』。新ひだか町のブランド米消費が伸び悩んでいる中、新ひだか町のブランド米「万馬券」をメイン食材に使った“意欲作”です。

 そして最後が、学校行事の関係でオンラインで参加の霧多布高校。あらかじめ送られてきている試食品が審査員の前に並べられます。その名は「浜中のこんもり丼」。昆布、ホッキ、醤油など浜中町の食材を使い、牛乳で昆布を煮るというアイデア。おいしそう。会場の審査員との画面を通したやり取りも楽しい。

 発表後、休憩・昼食はさんで、高校生同士の交流タイムが行われ、学び取ったことを共有しました。参加生徒たちからは「地元愛を感じた」「地域の魅力を再発見した」「協力してくださった方への感謝」「料理を作るために食材を使うのではなく、食材を使うために料理を作る面白さ」など様々な学びが語られました。

そしていよいよ審査発表!全出場校に賞が与えられる中、チャレンジグルメ大賞(北海道知事賞)は、米をワッフルにするという斬新なアイデアが高く評価され、静内農業高校の『ライスワッフル』に贈られました。

毎年参加している大通高校は、様々な見地から商品価値を評価される、商品企画賞(HTB賞)に輝きました。

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