2022グローバルリーダー育成オータムキャンプ開催!〜感想編〜

3日間の生徒の感想と講師の方々の感想をお読みください

参加生徒の感想(リフレクションシートからの抜粋+担当テーマ・意見出しゲームへの感想(原文のまま 一部修正))                            各プログラムを個人に割り当てした感想と、意見だしゲームについては全員に感想を書いてもらいました。

Aさん:自分にとって一つの大きな転換点・成長点になった。                                「議論する目的の理解、建設的な議論の方法」について。そもそも自分たちが何のために何を目的として議論するのかを明確にすることは重要だと感じた、建設的な議論のために主張と論拠・データが必要だと言うことは分かっているようでできていないところでもあったので、改めて意識することができて良かった。                                    「意見出しゲーム」について。普段関わらない先輩や他校の人の意見を知ることができた点で面白かった。そして今までは自分は議論できる方だと思っていたが、実際はまだまだだと気づくことができたのも良い機会になった。

Bさん夢の選択肢を広げる良い機会になった                                        「ウクライナ侵攻から覗く国際社会と日本」について。モンゴルは中国とロシアにはさまれて、この二国と輸出入を中心に日常生活で密接に関っている。だが、今回のウクライナ侵攻のような問題が起こったとき、国家間の仲を維持する決断を下すのか否かという判断をすることは非常に難しいと感じた。また、国を守るのか、自分を守るのか、国の代表の感じる責任感は尋常ではないと感じた。                                                             「意見出しゲーム」について。核兵器を持つべきだというテーマを通し、平和とは何か、疑問に感じた。人それぞれ思い描く平和が違う中で、平和を築くためには何が求められるのかまだ分からない。平和という言葉に共通認識を抱くためには、平和にレベル分けが必要なのかと思う。

Cさん議論についての成長を感じる。初日の自分では最終日のような討論は不可能だった                         「株式投資を体験してみる」について。ひとつの株価に影響を与えることはあまりに多かった。少しでも社会に不安要素や期待はあると、それによって株価が大きく変動する。株価が下がると会社も大きなダメージがあるので、環境破壊などSDGs等によって、よくないことをした会社は買わない、売る。その逆は積極的に買うなどをすると、社会・世界に貢献できる。                            「意見出しゲーム」について。このゲームは良いシステムだと考えた。実践形式で、自分の意見を出して、討論できるので、学んだことを生かしやすい。討論の相手とリアルタイムで言い合うので、ディベートとは違った楽しみを感じた。中々討論のやる気がある人がたくさんそろうことがないので良かった。 

Dさん:広い視野で物事を考えて周りを見たら世界はもっと広くて楽しんじゃないかと感じた。                      「講師の仕事」について。講義よりも近い距離で、お仕事やその道を選んだ理由などを聞くことができた。講師の方の話を聞いて、はじめから明確なゴールがなくても、勉強したり経験を積んでいくうちに見えてきたりするものがあると感じて安心した。          「意見出しゲーム」について。国葬のテーマのとき、賛成の意見が全く浮かばなかったけど、講師の方達の賛成の意見を聞いたら説得力がありすぎて賛成しそうになった。議論を通じて自分の考えを深めてもっと深く考えられるようになりたい。

Eさん自分の新しいところを知る・理解するきっかけになった。いつかみんなと再会したい。                        「映画と解説」について。「12人の怒れる男」はすごく今回のキャンプにあった内容の映画で、自分達が議論する上で何に気をつけなければならないのかとか、どんな姿勢で参加しないといけないのか丁寧に解説していただいてとても面白かったです。             「意見出しゲーム」について。自分に馴染みのありそうなトピックなのにこのゲームで初めてしっかり考えたような気がします。もっと、他人事から自分事にシフトしていって、ニュースとか新聞を読んでもっと身近なものにしていきたいなと思うようになりました。

Fさんみんなの考えていること、感じていることが違っていて面白いなと思った。                            「アフリカから何が見えるか」について。「自分の好きなことを突きつめると新しい発見があるかも」という言葉が印象に残った。これからもやりたいこと、好きなものにどんどんチャレンジしてみようと思った。                                                                       「意見出しゲーム」について。どのゲームでも恐怖感が拭えず大変だったが、他の人の意見を聞いて流れについていくのに必死だったが、自分の中で疑問が持てて良かったと思う。

Gさん今までで、一番考えて、悩んで、一人で解決策を見つける努力をした日々だった。                        「スタートアップが世界を変える?」について。3日間たくさんの学びの機会を提供してくださりありがとうございました。私が一番印象に残っているのは後悔しない人生を送るための考え方でした。他人と違って良い、たくさん失敗して良い、自分の意志を持つこということを意識し、COMFORT ZONEから抜け出した人生を送っていけるようにしていきたいです。                                                   「意見出しゲーム」について。議論の際のデータを盛り込んだ伝わる話し方をすることに常々難しさを感じる日々でした。自分の中にある知識量の少なさや議論の時の言動に対して悔しさが湧き上がってきた部分を解決できずに終わってしまった為、歯がゆさも残ってしまいましたが、この有益な学びを生かすも生かさないも今後の自分次第だと思っているので必ず何かに生かすことが出来るよう努力していきます。

Hさん議論することに感じていた苦手意識は、議論の面白さと思えるようになった。                           「開発援助のあり方」について。日本のODA予算について外務省の立場から考えてみて、今までは他国を支援することは大切でもやはり自国にまずお金を使うべきだと考えていたけど、他国を支援することが自国の発展につながるという視点を得ることができ、他国に支援することの考え方が変わりました。                                                                                              「意見出しゲーム」について。議論をするにはまず議題についての知識がないと意見を出すことが難しいということを感じました。意見を出して終わりではなく、自分の意見と他人の意見を比べて、相手の意見に質問したり、相手の意見を聞いて自分の意見がどう変わったのかを話すことができるようになったと思います。

Iさん議論の難しさを感じた。将来の夢は「どんな職業につくか」になりがちだが、もう一度考えてみたい。                  「何でも質問会」について。「仕事の時に一番大切にしていること」という質問では、一生懸命行うことといった意見が多く、講師の皆さんの仕事に対する誠実さが伝わってきて、シンプルにかっこいいなと思った。また、JICAの方々の転職先などを聞いた際には、私は以前まで、転職に対してあまり良いイメージはなかったし、周りの人でも転職する人はいなかったが、JICAから色々なところに転職しているのを聞いて、その価値観が変わっていったように思う。そのおかげで、私も将来について考え直したいと思うきっかけになった。                                                              「意見出しゲーム」について。色々な議題でそれぞれ思うことがあった。熊の話や、学校の授業の話は比較的賛成と反対のどちらの意見も理解することができて、どれだけ色々な視点で色々な意見を出せるのかが重要になってきていたのかなと思った。一方で、核兵器の話では、私は反対派だったのだが、賛成派の核兵器を持つことで得られる平和という意見が、言っていることは理解できるけど何かすっと入ってこない点があって、価値観の違いを強く思い知らされたように思う。でもここまで違うからこそ、もっと質問することで得られるものがあったかもしれないので、そこは反省点だったと思う。

Jさん仲間と議論することで、自分の考えを持つことができた。自信を持って発言したい。                          「個別フィードバック」について。個別にフィードバックをもらって、他人から見た自分の良いところだったり、自分がもう少し成長できることがどんなところかを知ることができたし、自分にそったアドバイスをもらうことができた。                   「意見出しゲーム」について。1日目は人の意見に流されてしまったり、明確な理由を発言することができなかった。しかし、2日目からはいくつかの議論を重ねることで、自分の意志をはっきりさせたり、自分なりの解釈を伝えられた。意見が割れた時は、どちらも解決または納得できるような方法はないのかという話の方向になったのが良かった。

Kさん人生に関わる研修だった。ものの見方が大きく変化した。国際協力に貢献したい。                         「リーダーシップ」について。事前に調査したリーダーシップには「統率力・指導力」と書いていて、今までの価値観となんら変わりは無かったが、最後の講義を聞いて、前に立つのだけがリーダーシップなのではなく、主体性、意思決定に対する責任感の重要性が必要なのだと学んだ。                                                    「意見出しゲーム」について。議題が最近よく話される社会の問題についてで、そもそもそれらについて議論する場が今まで無かったので貴重な体験でした。みんながどう考えているのかや、自分じゃ考えられないような考えが沢山出てきて、それに対応するのが難しかったです。しかし、多くの意見に触れることができて楽しかった。議論の三角形を知ってから議論は見方が変わって楽しかった。

講師チームの感想

  • 豊田雅朝さん毎年思いますが、参加者は素直で、向上心がある素晴らしい若者です。伸びしろしかなく、日本の将来も捨てたものではないと思わせてくれます。自分の意見を出すことを自然にできる能力が例年少しずつ高まってきているように感じます。
  • 小山朝英さん初日・2日目と何か熱量が盛り上がってこないような印象がありましたが、3日目の飛躍には目を見張りました。2日間心の中で蓄えたものを吐き出してチャレンジしてくれたのかなと思います。参加者の生徒が、個々人それぞれの個性の中でチャレンジしてくれるところは例年と全く変わらずその姿を見られて、今年も非常に嬉しかったです。札幌の生徒さん、学校問わずホントに素晴らしい!
  • 佐野悠一郎さん生徒それぞれに素晴らしい個性があると思いました。とても素直で課題意識の高い生徒が多いですね。主体的に考える、チャレンジする、他人と違う意見を出すことを恐れない、といったマインドを少しずつ意識できるようになったと感じました。3日間のチャレンジは素晴らしかったです。 
  • 町田英之さん日頃馴染みのないテーマであることから、受講生にどれほどの影響があったのか、正直なところ、実感としては分からないのですが、多面的に知識を得る事への刺激になってくれればと期待しています。当方が初めて参加した2018年の頃と比較して、生徒の方が自ら発言することに対して、最初から慣れてきている印象があります。
  • 藤田恵理さんセッション前に比べ、ODAの課題を把握した上で、日本にとっての必要性が具体的に理解出来た様子。自分が高校生の頃に比べ、世界で起こっている問題に目を向けている生徒や、自分の意見を理由とともに伝えることができる生徒が多く、素晴らしいなと思った。社会に出て必要なスキルをすでに身につけていたり、スタート地点に立てている子が多い印象です。

                   一生忘れられない研修になりました!   

                   講師チームも先生方の表情にも成就感が!

 

 

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