8校の生徒会メンバーが一堂に会し、それぞれの生徒会の様々な活動を発表し、意見交換・交流を行う「市立高等学校リーダー交流会」。
今年は、「No Challenge No Change」をテーマに、オンラインによる開催が実現。12月16日(木)当番校の旭丘高校を発信会場として、8校計90名の生徒が参加しました。
開会式。担当校長の啓北商業高校 堀野智宏校長から、後期それぞれの学校の生徒会新体制へのエールと交流会への期待が語られました。
続いて当番校の旭丘高校 伊勢谷陸太(いせや りくた)生徒会長からは「交流会を改革と挑戦の場にしよう」という力強い挨拶がありました。
始まった第1部は「意見交換」。8校それぞれが制作した生徒会活動のパワーポイント動画や資料に対して、事前に集約された様々な質問に、各校が回答するものです。
旭丘高校 酒井佑輔先生の進行で質疑が進みます。画面にはオンライン教室に揃った8校のメンバーの映像が映し出され、一つひとつ質疑が終わるたびに、手で「まる」のサインを示します。
あたかも同じ場所にいるかのように進行していきます。
質問では、各校の球技大会の感染対策はどのようにしているのか、藻岩高校・清田高校。旭丘高校の学校祭で運営されている「キッチンカー」の経費・業者は?
密集をどう避けたか・・・など、新型コロナウィルスを意識したものが多く出されました。
直面する課題を共有しながら、活発な質疑が行われました。
その中の平岸高校の学校祭『平高祭』の「折鶴対決」についての質疑。
平岸の生徒会長から「各クラスに大量の折紙を配付、大量に折ってもらい、その数を競います。」というユニークな取組の説明。
対する開成から「終わった後、その折紙はそのまま捨てたのですか?それとも何かほかに利用しましたか?」の質問。
それに対する平岸の回答「現在もそのまま、どうしようか迷っています。」・・・これには各会場の画面から笑いが広がります。対面のような臨場感です。
第2部は「さっぽろ青少年女性活動協会」の三宅祐二(みやけ ゆうじ)さんから、「市立高校生による、まちづくり活動応援メッセージカード・ポスターデザイン」募集の呼びかけ。
コロナ禍で人々やまちが疲弊する中、地域のまちづくり活動を支えている町内会の方々に向け、各校全校生徒に、応援や感謝のメッセージを発信してほしいという呼びかけです。
募集期間は来年1月28日までで、3月6日(日)、イベント「超まちフェス」で掲示されます。各校からどのようなメッセージカードが生まれるか楽しみです。
有意義な1時間半の交流会は盛況のうちに閉会式。来年度当番校の開成中等教育学校の德田 凌(とくだ りょう)生徒会長から「来年度も、8校が、異なるバックグラウンドを持っていることの意義を大切に」という決意が発信されました。
最後に、助言の札幌市教育委員会、白川千尋(しらかわ ちひろ)指導主事からは「これからの変化の激しい社会・時代においては一人で考えるには限界がある。多くの意見、交流が重要になる。こうした観点で生徒会活動を推進し、仲間の生徒たちに方向性を示しながら、たくさんの人たちを巻き込むような活動を進めてほしい。」というメッセージが届けられました。