2022年度さっぽろ まなびまくり社/市立高校学校間連携プログラム
第1回目は5月20日(金)、真駒内のCoみどり体育館をお借りして開催されました。
始めに本事業の趣旨説明と3つの狙いを参加者で確認し合いました。
1.探究と実践
ここは自由に表現できる場です。地域課題解決、価値創造に向けて意見交換し、行動を起こしましょう。
2.協働と進路
他校、企業、行政、地域とともに協働する中で、いろんな大人や生き様に触れ、自分らしい進路を見つけましょう。
3.関係醸成型の学び
中学生や大学生対象の類似プログラムや、市外、道外、日本中の探究活動とつながることができます。年代や場所を超えて関係をつくり、今後の人生に活かしてください。
今回は参加者の初顔合わせでしたので、様々なジャンルの大人の方々の自己紹介、そして主役となる25名の高校生たちの自己紹介と各自の思いを語り合うことにほとんどの時間を費やしました。
参加した大通高校、藻岩高校、開成中等教育学校の生徒の皆さんは個性豊かで、真っ直ぐな思いを素直に語ってくれました。その甲斐あって、今回は第1回目から素晴らしいグラフィックレコーディングができあがりました。ファシリテータの林正匡さんの絶妙な問いかけにより、生徒の中に潜在する思いや熱い思いがどんどんボードに書き出されていきました。
具体的には、学校生活、部活動、サークル活動、校外活動、自己の興味・関心、趣味・特技をはじめとして、社会(地域・まちづくり、国際関係、環境、ICT、サイエンス、芸術、スポーツ、福祉、障がい者・多世代型支援など)の現実や抱える課題、目指すべき方向をしっかりと見据えていることに驚きました。
思いを共有し期待に胸を膨らんだのか、最後はみんな目を輝かせていました。
自分一人では実現できそうにないことも、同じ思い、志を持つ仲間が集い手を携えれば、何かできることがあるかもしれない。みんなそう信じて集まってきた仲間です。
事実、これまでもまなびまくり社では当初の予想をはるかに超える結果を出しています。
まなびまくり社のコンセプトは「対話」を重ね「しくみ」をつくることです。例年の取り組みを振り返ると、一見まとまりのない意見や違う方向を向いているようなアイディアも深掘りすることで、案外根っこでつながっているということばかりでした。
生徒だけではなかなか難しいビジネス的な交渉や、環境科学等の専門分野に関する知見、行政、各種メディアへの協力依頼など、支援して下さる大人の方々が人から人へとつないで大きな輪に広がっていきます。
今年度も参加している生徒、大人がみんなワクワクしていることが、ひしひしと伝わってくる、あっという間の2時間でした。
第2回目は6月24日(金)です。