市立高校学校間連携指定事業 アニマドーレ2024第2回【農家訪問バスツアー】(前編)

今年度2回目のプログラムも、農家訪問バスツアーです。
午前中に訪問したのは、栗山町にある中仙道農園。

中仙道怜(れん)さんは、高校2年生の17歳。
なんと、小学6年生の時から、野菜を育てて販売までしています。
今では、約50品目、300品種以上の野菜を育てているそうです。
まずは畑の見学からスタート。

◆畑の見学
トウモロコシ、アスパラ、メロン、ミニトマト、里芋、こんにゃく芋・・・、
覚えきれない程のたくさんの野菜を、苗作りから自分で行い育てています。
中でも、「大和ルージュ」という赤い実がなるスイートコーンは、ネットで見つけて種を取り寄せたのだとか。
育てる野菜の選定から育て方まで、怜さんの探究心は留まるところを知りません。
(北海道ではほぼ聞いたことがない、トウモロコシの二期作にも挑戦中!)
印象的だったのは、ハウスの中に置いてあった納豆のパック。
「おばあちゃんから、納豆菌は強いから野菜の病気の抑制に役立つ」と聞いたからと、先人の知恵から新しい技術まで、思いついたらまずは試してみる、という怜さんの農業に対する姿勢が伺えます。
畑の見学だけで時間切れになってしまうのでは?と思うほど、あっという間の時間でした。

◆トーク
アニマドーレスタッフの伊藤新さんとの掛け合いでスタートしたトーク。
淀みなく、笑いあり、オチありのマシンガントークには、高校生はもちろん、大人も圧倒されていました。笑
マスコミの取材を多数受けているうちに、自然とそうなったのだとか。
(それにしてもすごすぎる!笑)
「まずはここでしか味わうことができない価値を作ること」
「将来的には、日本を代表する農業経営者になりたい」
「栗山町に、新たな特産品を作り、地域を活性化させたい」
と、将来の目標も明確です。
「今はそのための勉強の期間なんです。まだ経営のことを考える必要がないから、今のうちにできるだけの経験から学び、将来に繋げたいんです」
そんな怜さんの考え方に、ただただ感心するばかりでした。

最後に、怜さんが力を入れているメロン5種の食べ比べを。
とっても楽しいトークに美味しいメロン、そしてたくさんの刺激を、どうもご馳走様でした!

<高校生Aさんの感想>
同い年の方が自分の興味を突き詰めて農業をしている姿を見て、夢中になることの大切さを見ることができたと思いました。自分の畑を説明することが楽しそうで、自分の探究していることが自分のためになっていることが伝わってきました。自分の人生観に関する考え方を聞かれたときに答えられるものがあるというのは、同年代にはあまりいないと思うし、答えも農業に携わっているからこそのもので、自分の意思で自分の道を決める大切さを学ぶことができました

<高校生Bさんの感想>
まず初めに同じ高校生なのに、本当に驚くような自立さと探究心溢れる姿勢で、なにより楽しくやっている姿にとてもたくさんの事を学びました。
特にこれダメだったから次こうしてみようとか、今の経験を将来生かすために行っているという考え方がとても響きました。
今後は中仙道さんがすごいと言うだけで終わるのではなく、自分も行動に移してみたりすることで(中仙道さんのように)なれる可能性があることを教えてくれたので、目標を達成するためにどうしたらいいのか、それを行動に移すために自分のことをよく知ってよりよい方法を考えたいと思います!

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