7月12日(火)13時30分に清田高校グローバルコース1年生40名と普通コースの希望者1名がJICA北海道(札幌)に集合しました。
グローバルコースの目標とする「地球市民」の意識づけとして、学校設定科目「国際理解基礎」の最初の授業で、世界の多様性と課題について体験を通して学ぶのが目的です。
この科目は放課後の時間で行われました。
①青年海外協力隊員の体験談<前半>
4名の地球案内人(ガイド)のうち、今回は沢井孝介さんがウズベキスタンの民族衣装を纏って登場しました。
国際協力機構(JICA:Japan International Cooperation Agency)の活動について、わかりやすく説明してくれました。
JICA北海道(札幌)は開発途上国を支援する北海道の拠点となっています。
自己紹介で、自分の夢はゴリラと一緒に食事をすること!とおっしゃっていました。
国際協力として2年間ウズベキスタン共和国での体験談を聴きました。
基礎的なクイズを通して生徒たちは次第にウズベキスタンの姿が見えてきたようでした。
そして、日本との関係もわかってきたようです。
前半の最後に、立田和久先生からJICA国際協力エッセイコンテスト応募について説明がありました。
「グローバルコースの生徒は全員応募します!」
②地球ひろば展示見学<後半>
3つのグループに分かれて地球ひろばの施設を見学しました。
地球案内人(ガイド)は、国際協力の体験者である田中肇さん、津田晴香さん、中島花厘さんの3名です。
それぞれの持ち味を出しながら説明してくれました。
SDGsのコト、本気で考える展、レストランカフェ・地球こうさてん、一階ロビーの世界を知るコーナー、の他、海外からの研修員の宿泊施設なども見学しました。
研修員の部屋があるフロアーには、自炊できるキッチン、さまざまな宗教に対応する礼拝のための部屋なども備わっていました。
それぞれのところで、案内人の方達がわかりやすく説明をしてくれました。
<あっという間の90分間!>
「ウズベキスタンについて何も知らないことがわかった。もっと知らなければと思いました。」
「各国の民族衣装が試着できてよかった。何枚も写真を撮りました。」
「国際協力隊についてもっと知りたいと思った。」などの感想を聞くことができました。
また、4名の地球案内人(ガイド)からは、「とにかく一歩踏み出してほしい。」「相談してくれたら生徒の背中を押してあげたい!」「いろいろなプログラムが用意されているので、もっともっとJICAを利用してほしいです」などのコメントが寄せられました。
引率された、反保智栄先生と立田和久先生は、「グローバルの生徒が海外の見学旅行ができなくなり、本来の意図していた学びができない中、JICAの施設で、実際に国際協力の体験談を聞けたり、世界を知る体験ができるのはとても貴重だと思います。もっとこのような体験的な授業を通して、いろいろ勉強してみてほしいです。」とおっしゃっていました。